縁あって出会うことができた者同士は、必ずお別れの時を迎えます。生きているすべての命には、必ず死が訪れるからです。一緒に過ごした時間が幸福であればあるほど別れの痛みは深く、容易に受け入れることはできません。その悲しみは、とても自然な感情です。
ご家族の一員であるどうぶつが旅立ってしまった時、誰もが心に痛みをともないます。
もう会えない悲しみ、寂しさ、時にはもっとこうしてあげればよかったという自責の念。
そして、うちに来てくれてありがとうという、感謝。
いろいろな感情が入り混じって、自分だけで乗り越えるには余りに大きな壁と感じる方も少なくありません。
お寺の葬送儀礼は、そうしたご遺族の心の揺れ動きに寄り添い、悲しみを乗り越え、感謝を伝える手助けをします。
儀式にはそのような力があります。
そこには、「死」や「苦しみ」を見つめ続ける仏教の知恵が流れています。
ご遺族は、真摯に供養することで愛する動物の死を受け入れ、少しずつ悲しみを、苦しみを手放していきます。
慈しみの眼で諸行が無常であることを見つめられるようになるはずです。
ご家族が、 健康に、明るく、強く生きること 。 それが最高の供養です。
室町時代から続く福厳寺では、あらゆる「命」の苦しみを除き、安楽を与える活動を行っています。また、「山川草木悉有仏性(命は平等)」という信念のもとで、ご家族の一員だった動物と人が同じ場所で眠る「樹木葬」や「納骨堂」での永代供養にもお応えしています。
※樹木葬、納骨堂の費用等については、別途ご相談ください。
どうぶつ:COCOさん
人間のお葬式も続いたりしましたが、COCOの葬儀をお願いして感じたことは、気持ちとしては人間のお葬式と同じような流れで、丁寧にしていただいたことが、とても嬉しかったですし、感謝しています。
とても心に残っています。
どうぶつ:はぴまるさん
愛犬はぴまるの葬儀を福厳寺様にて行っていただいて本当に感謝しております。はぴまるは気道と心臓の病気を患っていたので、最期の日が近いうちに来ることを覚悟をしていましたが、なかなか亡くなった後のことまで考えることが出来ずにその日を迎えてしまいました。
悲しみで呆然としている中で、以前いただいた福厳寺様のパンフレットに記載されていた動物葬のことを思い出しました。大愚和尚様のYOUTUBEの一問一答の動画をいつも拝聴させていただいていたこともあり、こちらのお寺ならきっとはぴまるを良い形で見送れるのではと思い、お願いをさせていただきました。
人間と同等、もしくは私にとって気持ちの上ではそれ以上の手厚い心のこもった葬儀を行っていただけて、最期までちゃんと大切に見送ることが出来たと私自身、とても満足しましたし心が癒されました。はぴまるは犬でしたが、私にとっては大切な大切な家族でした。ただの犬としてではなく、私の家族として見送りたいという気持ちに福厳寺様は温かく丁寧に寄り添ってくださりました。
本当にありがとうございました。
どうぶつ:玉子さん
急に亡くなった悲しみに対し、和尚様とスタッフの方も親身になってくれて、葬儀というかたちで送れることがなによりのお薬であったと実感しています。
ちゃんと送ってあげられたことで、自分も癒されています。玉子への感謝と慈しみを抱きつつ、悲しみを乗り越えることが大事と思えています。
福厳寺さんにお願いして間違っていなかった。このようなかたちで送れるのは一番いいと思いました。
ありがとうございました。
どうぶつが亡くなられた際は、下記の電話番号へ連絡してください。
0568-79-2183 受付時間: 午前9:00~午後4時 時間外は葬儀専用携帯: 090-9124-1476
葬儀の予約
葬儀は福厳寺境内地にあります室内納骨堂『千手堂』で執り行います。
千手堂で、故どうぶつを祭壇の上の布団に寝かせて、お経をお唱えし、お焼香をします。
その後、外へ移動して、移動火葬車前で、火葬式を執り行います。
読経中、お焼香をしていただきます。
※火葬式後、火葬。骨上げまでの時間は、動物の大きさにもよりますが、30分〜1時間程度です。
骨上げ: 骨上げ箸で遺骨を拾います。
遺骨を骨壺に移し、骨壷を骨袋に入れます。
寺務所にて納骨式(49日)の予約をしていただき骨壷を持ってお帰りいただきます。
はい。会員制度のお寺なので、会員になっていただく必要があります。
福厳寺は約40年前に檀家制度を廃止し、全国でも珍しい会員制度のお寺です。
会員制のお寺なので、会員になっていただくことで、葬儀や供養、彼岸法要、その他、法話会などの年中行事に参加していただくことができます。
強制的な寄付や、強制的な労働は一切ありません。
お寺は皆さんの信仰によって成り立っています。
地域の枠を超えて、会員として関わっていただくことで、ご家族の皆さまがよりよく幸せに生きるために、仏教の学びを少しでも生活の中に取り入れていただければと思います。
悲しみを乗り越えて喜びに生きる、その一助になれば幸いです。
はい。葬儀は福厳寺で執り行い、納骨は別の場所にされることは構いません。
申込の際にお伝えください。
はい。納骨のみでもお受けできます。
まずは納骨式の日程についてご相談ください。
納骨する場所は、観音像の麓にある、どうぶつ合同墓か樹木葬、もしくは室内納骨堂がありますので、選んでいただくことができます。
はい。分骨していただくことは構いません。
悲しみを乗り越えるには、時間がかかります。
時間をかけて少しずつ悲しみが癒えていけばいいのです。
残された家族が、悲しみを乗り越えて、元気に生きることが何よりの供養です。
いいえ。法要を面倒に思っている方は、他の施設をおススメします。
法要は、なぜするのかというと、「感謝と進化」のために行います。
命の有限性に気づき、感謝の心を育てることは人間としての進化成長につながります。
肉体は老化しますが、心は死ぬまで成長させていくことができます。
福厳寺では、供養を通じて、人としての大切な心を育てていくことを大切にしています。
はい。納骨の時期やタイミングは、ご家族と相談の上、決めます。
一周忌や三回忌、彼岸などの節目に納骨をすることをお勧めします。
・2月 節分修正会
・3月 春の彼岸会
・5月 花まつり
・8月 お盆法要
・9月 秋の彼岸会
・10月 授戒会
・12月 あきば大祭(火渡り)第一土曜日
などです。
※福厳寺住職(大愚和尚)の法話会「大愚道場」も全国各地で開催されます
どうぶつ供養のお申し込み/ご質問は以下のフォームより受け付けております。
担当者よりお返事させていただきます。
ともに暮らした動物との別れは、悲しく、せつないことです。しかし、彼らはあなたやご家族に大切なメッセージを伝えようとしています。生きとし生けるすべての命を見つめる機会を与えようとしています。この貴重な時をご家族で受け止め、命を大切にする生き方をなさってみてください。当山の葬儀や供養がその一助になれば幸いです。
福厳寺住職
佛心宗福厳寺 第31代目住職。
駒澤大学、曹洞宗大本山総持寺を経て、愛知学院大学大学院にて文学修士を取得。 僧侶、事業家、作家・講演家、セラピスト、空手家と5つの顔を持ち、「僧にあらず俗にあらず」を体現する異色の僧侶。
所在地
〒485-0802 愛知県小牧市大草5229番地
寺務受付時間
午前9時〜午後4時まで
動物葬儀24時間電話受付
0568-79-2183